フルーツ色のトマト
さて、今週も愛知です。
早朝、二時間に一本ある豊橋停車のひかりに乗り込みました。
この二日ほどよく冷え込んでいるので米原あたりは雪で真っ白かと思いきや薄化粧程度でした。
やはり子供の頃よりも暖かくなっているように思います。
小学校での集団登校ではまだ舗装が完備されていない道のカンカンに凍った氷を踏み割り、霜柱にザクザクと足跡を残しながら歩くのが快感でした。
今の子供たちは霜柱なんて知らないでしょうね。
可哀想ですよね。
母のグループホームで自転車を借りて近所のスーパーまで買い物に出かけました。
母の身の回りのものの買い出しです。
そこで見つけたのがこのニギスのすり身です。
ニギスって大阪ではあまり見かけたことは無いように思います。
中学の頃太平洋岸でよく釣りましたよ。
このすり身、ダンゴにして味噌ベースの団子汁にしたら美味そうです。
遅い昼飯は豊橋駅西口で済ませました。
うどん店勢川のうどん定食です。
高校の頃から値段以外は変わらぬ懐かしい定食です。
帰りの新幹線に乗り込む前に駅ビルで見たことの無いトマトを見つけ土産に求めました。
渥美半島のJAが力を入れているようです。
温暖な渥美半島では電照菊、宮内庁御用達のマスクメロン、キャベツなど多種の農作物を多産しています。
以前はタクアン用の大根をこの時期ヤグラに吊るし寒風に晒して干してたんですが、最近見たことがないです。
私の勘違いかも知れません。
きゅうりのキューちゃんの東海漬物の工場もありますよ。
やはり地元へ帰るといろんな思い出があり、しみじみと懐かしさを感じています。
ほんのすこし前までこんな事は無かったのですが、
歳を重ねた証拠でしょうね。
さあ、缶ビールを買い込み第二の故郷大阪へ帰ります。
サラリーマンに戻って
本社勤務に就き三日目です。
決してサラリーマンが向かない訳では無かったのですが、嫌だったんですね。
そして試してもみたかったんですね。
自分の力を、男ですから。
世の中大きく区分けしたら、サラリーマンか自営業しかありません。
やってみたかったんですよ、憧れがあったんですよ自営業に。
でも今思うのは、サラリーマンも大変で面白い仕事です。
自営業、とくに飲食業は大変でとても面白い仕事でした。
全てを見抜き全てを包み込むように私を拾ってくれた社長に誠心誠意尽くすつもりです。
バカな生き方をしている事を自分でわかり、家内に苦労もかけました。
しかし一度きりの人生、悔いはなく今に至ります。
あと24年で今の社長の年齢に到達します。
その時に何をやっているでしょう。
この会社に恩は返さなければなりません。
とことんやるつもりです。
でも一度きりの人生、ネコのように出来ればノラ猫のように好きな人生を送りたいものだ、と、ひとり思いにふけってます。