スタンディングみや(でした。)

大阪で元気にやっています!

My Personal Weblog

8月21日 放置竹林整備がもたらすもの

f:id:standingmiya:20170821205546j:image

久しぶりに嵐山まで行って来ました。

二十年ほど付き合いしてる行政OBが理事長を務めるNPOの事業のひとつの見学に行って来ました。

今回の整備は民間事業者から受託した人力車専用の竹林トンネルの整備でした。

八割以上が海外からの観光者でしょうか、皆が竹を写真に収め、竹とともに写真に収まっていきます。

しかしながらそれは本来の竹林の姿ではありません。

悲しい事に、放置竹林問題などという言葉が違和感無く耳に入ってくるほどどこの竹林も荒れています。

出来るならば本来の美しい姿の竹林を背景に日本の思い出としてもらいたいです。

竹林整備の現状は所有者の高齢化や切った竹の処分の問題などがあり、民間だけで解決しにくくなっています。

エネルギー化や二次製品の開発などをNPOで手掛けてきましたが、限界があります。

今回の竹トンネルの周辺には京都市の竹林もあり、触発され整備に取り掛かることとなったそうです。

嵐山がますます美しくなるばかりではなく、放置竹林問題の本質にも目を向けてもらえれば良いことだと思います。 

放置竹林整備は景観、防災ばかりでなく、里山整備と同じく循環する自然環境の整備につながります。

そよ風が吹き渡る緑の竹林を散策し、この地球に生きているのは人間だけでは無いと考えて欲しいです。

地道な努力を続けているNPO法人『京都発・竹・流域環境ネット』をこれからもお手伝いしていきます。

皆さんもよろしくお願いします。

 f:id:standingmiya:20170822212246p:image

ちなみに理事長の吉田さんは先日、『マツコの知らない世界』で流しそうめんを流した嵐山の竹と共に登場してましたよ。

 

オマケ

f:id:standingmiya:20170822211323j:image

 常寂光寺の看板猫クロベイ