散髪屋の謎
最近時々1,080円の散髪屋に行く。
空いていれば、とにかく便利である。
顔剃りしてくれる普通の散髪屋と交互で行っている。
どのように整髪してもらうのか説明が難しいので、「伸びたひと月分切って下さい。」といつも同じことを言っている。
が、しかし、だ。
毎回仕上りが違う。
カットする人が違うからと思っていたが、最近気付いた。
オレのその時の顔じゃないのかと。
日曜日の稽古の帰り、清々しい気持ちで「ひと月分」と頼むと若々しく仕上り、
今日のように疲れ切った顔で「ひと月分」と頼めば年齢なりのオッさんの頭に仕上がる。
「なるほど」と独り言ち猫に問い掛けるが、わが家の猫は「ニアウ」としか言わない。