奇遇な事
奇遇な事がありました。
この郵便局のスタンプ、練馬旭丘局のものです。
我が母校、武蔵大学の最寄りの局です。
当時学生だった私はここで実家からの仕送りを受け取っていました。
このスタンプの郵便を大阪で合気道の稽古を共にした大道さんから受け取りました。
先日、大学合気道部の60周年記念式典があった時大道さんに会ってきました。
大道さんとは八尾道場で四年ほど前に出会いました。
奇遇な出会いでした。
大阪に単身赴任でやって来た大道さんは本部道場の遠藤師範から『大阪に行くなら木村師範の道場で稽古しろ。』との指示を受けてやってきました。
たまたま八尾道場に行っていた私は木村師範に紹介していただきました。
そして大阪にいらっしゃる間、あちらこちらで稽古をしあちらこちらで酒を飲みました。
そしてある日大道さんが我が合気道部の矢野先輩と同じ会社でしかも同期入社と判明しました。
奇遇ですよね。
その場で大道さんは電話しました。
矢野先輩は私の入学と入れ違いの大先輩、雲の上の方です。
その先輩が電話口で開口一番、『宮島、応援団の団長殴ったのか?』と。
グループ会社にそいつの同期生がいて一方的な話を聞いていたようでした。
そんな事実はありました。
運動部の誰もが認める、しかし私の若気の至りでした。
しどろもどろで受け答えました。
そして、その時いつか三人で酒を飲もうと約束しました。
奇遇は重なり今回の60周年です。
なんと大道さんは大学の所在地の江古田に居を構えているのです。
北海道出身、大学は京都の大道さんがです。
朝10時に懐かしい江古田駅に着きました。
待ち構えるお二人と挨拶して喫茶店にでも移動かと思いきや、これから稽古があるという大道さんは私達をコンビニに誘いイートインコーナーで缶ビールを開けて奇遇な再会に乾杯となりました。
あっという間に時間は過ぎて次の再会を約束して別れました。
次は夜の江古田でです。
以前は朝から飲める店もあったのですが、知る店は少なくなり時代の流れを感じました。
デジカメで撮った写真をプリントして練馬旭丘局から郵送してくれた古風な大道さんとの事は奇遇ばかりでした。
しかし、この先は必然性に基づき時間は流れるでしょう。
東京に出て行く機会が増える事でしょう。
大道、矢野両先輩と江古田で酒を酌み交わすのはそれほど先ではないと思っています。