日々考える
合気道で飯を食いたいと思ったことはありません。
今やっている阿倍野道場は今まで合気道を続けさせてもらった恩返しだと思ってやっています。
畳の上で血も涙も流しました。
素晴らしい師範と出会い、素晴らしい先輩、仲間たちと汗を流すことが出来てこれまでの合気道に悔いはありません。
今の道場にはいろんな方がいます。
老若男女、強い人、弱い人様々です。
その皆と汗を流すのが合気道だと思ってここまでやってきました。
しかし、多様化するこの世の中で私の思いは理想なのかも知れません。
合気道の稽古が主なのか、老後の酒飲み仲間を探すのが主なのか分からない輩も現れています。
私たちも稽古の後の酒飲みは常でしたが、まずは稽古でした。
畳の上ばかりが合気道では無いと言われここまで来ましたが、世の中は私の想像以上に多様なものとなっているのかも知れません。
日々考え、日々稽古することに重きを置いてこのダイバーシティで理想を貫き、生きていかないといけないのかも知れません。