人に伝える
人に伝えることは難しい。
仕事でも、合気道の稽古でも。
いつもここで書いているが、合気道には素直さが必要だと思う。
人に教えを乞うということは素直になるのは当たり前のことであろう。
しかし、大人は皆目的が違うためなのか、なかなかそうはいかない。
本人は素直なつもりのようだが長く生きてきた経験が邪魔なのかもしれない。
考えなくてもよい事を考えるのがよくない。
邪心も邪魔する。
私もそうだったと思うが、どこかで自身で気付くしかない。
その点子供は素直だ、無邪気でもある。
だから、逆に、教える私がしっかりしなければならない。
子供達は鏡である。
私の間違いをそのまま真似る。
自分の出来なさに気付かせてくれる。
素直な子ども達は鉛筆やシャープペンシルのようだ。
鉛筆やシャープペンシルは筆圧や書き方で文字の色や太さが変わる。
書き手である私がいつも同じ濃さで同じ太さの線が引けるように努力しなけらばならないと気付かせてくれる鏡である。
初心者、子ども達が目下、私の一番の先生かも知れない。