初めてのアイスコーヒー
なんと車のインジケーターは外気温16℃を示します。
梅の花は早くも目覚め春の到来を感じさせます。
仕事が休みだった昨日、家内と近所の喫茶店まで行きました。
社会福祉法人の運営する障害を持つ方の働くカフェです。
通年でアメリカンローストのホットコーヒーしか頼まないのですがあまりの暖かさにアイスコーヒーを注文しました。
高校三年の春、豊橋の喫茶店に生まれて初めて一人で入りました。
今の事情とは違う当時、高校生だけで喫茶店に入ることは禁止されていました。
そこで罪悪感とともに生まれて初めてのアイスコーヒーを飲んだのです。
まあ、なんと美味いこと「世の中にこんなに美味いものがあるのか」思いました。
世の中にこんなに美味いと思った食べ物、飲み物が私にはたくさんあります。
そこで食べたカレーも絶品でした。
外航路の船乗りだったというマスターの手作りのカレーは具が玉ねぎとコンビーフだけのカレーでした。
今も真似して作ることがありますがその時の味とは違うような気がします。
私の口が肥えてしまったのか、あの時のスリルが作り出してくれたスパイスが効いていたからか今では確認のしようもありません。
午後のひとときを取り留めのない会話の中、取り留めのないことを思い出し、考えながらゆっくりゆっくり時間は過ぎていきました。