インスタントラーメン
子供の頃からインスタントラーメンが好きでした。
まだ幼稚園ぐらいの頃、忙しい母と夕食はよくインスタントラーメンで済ませて社宅の共同風呂に母に連れられ、もちろん女湯に入って、おばさん達に「秀ちゃんのお腹大きいね、何が入ってるの?」と聞かれ元気に「ラーメンとお水!」と答える私を母はいつも恥ずかしかったと言ってました。
素直な幼年時代でした。
小学生時代を過ごした豊橋には山本製麺の『ポンポコラーメン』という地元のラーメンがあり、当時から6食一袋で販売されており、今のスーパーの5食1パックの先を走っていました。
日曜日の昼メシはこの安価なポンポコラーメンの場合が多く、午前中近所の子供達との遊びに一度ケリをつけて家に帰ると家族4人でのランチタイムでした。
母の作ったラーメンには違和感がありました。
野菜がたくさん入っていて健康にはいいのでしょう。
でも、私の求める味ではありませんでした。
その時の私の分析ではトッピングである野菜の量が多すぎることもありましたが、一番は4人分を大鍋で作ることにあると思いました。
それにより水の分量が不正確になり、煮る時間も長くなり四つのドンブリに移すのに時間がかかり、麺はのびてしまいます。
いつも味の薄めののびたラーメンを食べました。
母の忙しさも健康への配慮も分かっていましたから文句は言ったことはありません。
健康に良いラーメンだったと感謝しています。
その時思ったのは、肝要は袋の裏にある『作り方』通りに作ることであろう、しかも一人前ずつ作らねばならない、ということでした。
製作者の意図が凝縮されてる場所です。
そんな理想を頭に大学に入学して一人での生活が始まり、ラーメンにはずいぶんお世話になりました。
4年間の経験で得たのは私のこの好みもあるのですが野菜はキャベツ、冷蔵庫で長持ちしますから、あとはモヤシですね。
野菜から先に投入して煮えてきたらその下に乾麺を箸で突っ込んで蓋がわりにして煮る。
時間は袋の説明通りです。
大量消費の場合は、野菜と麺は別鍋で調理した方がいいです。
野菜はスープで煮込んでドンブリで茹で上がった麺と合わせてください。
あと、トッピングとしては玉子くらいでしょうか。
生、半熟、固はお好みで投入時期を変えてください。
長々とラーメンの説明でした。
インスタントラーメンは進化し続けています。
これからの新商品が楽しみです。
ずいぶん前から気になっていたこの『カレーメシ』をスーパーで求めました。
干飯なのでしょうが、食べるのが楽しみです。
戦国時代の武将になったつもりでよく味わってみたいですね。
追伸です。
おろしたジャガイモを加えてトロミを付けたラーメンもなかなかいいものですよ。