驚いた話
甘い香りの紅茶とチョコクッキーを頂き考える。
ピレネー山脈の高度山岳地域でマイクロプラスチックが見つかったとニュースで聞いた。
驚いた。
深海でも、南極でも見つかっている。
世界中に散らばっている。
恐ろしい話である。
文明の利器として私たちが使ってきたプラスチックがもとである。
これは看過ごすことは出来ないであろう。
海に漂うビニール袋や奈良公園のビニール袋でさえ回収出来ないのだ、マイクロプラスチックの回収なんて不可能なのであろう。
思い切って出来る限りの石油化学製品を作らない、そして石油以外の天然由来の成分の素材に切り替えるしかないのではなかろうか。
社会人になりたての頃、『創造的破壊』という言葉を好んで使う上司がいた。
こんなことも『創造的破壊』になるのではなかろうか。
優秀な石油化学産業では既に転換を考え、新しい研究を始めているんではないだろうか。
あとはひたすらもったいないに徹して捨てずに繰り返し使うことだろう。
私たちの子孫のために我慢を覚えて少し昔の生活に戻るべきではなかろうか。
不便なのはしばらくだけ、慣れてしまえばなんともなくなると思う。
ここらあたりである分野の科学の進歩にブレーキをかけてのんびりしてもいいんじゃないだろうか。
そしてあとは時間はかかるが地球の力に任せるしかない、1年間に1㎜のチリが積もれば1000年で1mの堆積だ。
10世紀先の小学校の授業、理科と倫理社会と道徳を合わせたような授業で「我々の祖先達はこのような愚かな事をやってきた。」と先生は地層を指差しながら同じ誤ちは繰り返してばダメですよと子どもたちに伝えていけばいいのではないだろうか。
先まで見通さず進めてしまう文明の進歩にも驚く。