スタンディングみや(でした。)

大阪で元気にやっています!

ようこそ

阿倍野の片隅で始めた店、2017年5月に閉店しました。

一部は当時のままこのブログを再開しています。

これからもよろしくお願いします。

2017年10月

もと店主

大阪東武育会 阿倍野道場

合気道道場のご案内

旧コンテンツ

店主挨拶  お店の場所はこちら
飲み物のメニュー

さるすべりの木

f:id:standingmiya:20190820185910j:image

花や草木の名前を覚えるのが苦手である。

私の周りにはそんな男が多い。

みな、『花より団子』なのである。

『梅は咲いたか桜はまだかいな』の世界の仲間が多い。

そんな仲間たちも案外知っているのがこの『さるすべり』である。

 

私の父は長野県の山あいの村の出身、たくさんの花、草木の名前を知っていた。

私にこの『さるすべり』を教えてくれたのは父だ。

今はない実家の庭にもさるすべりは植えられていた。

樹の肌を見て名の由来はわかった。

まだインターネットなどない時代に小学校の図書室で調べた。

植物図鑑によると、ツル植物から身を守るために皮が剥がれていくともあった。

静かな植物の世界にもこんな闘いがあるのを知り驚いた。

 

この時期のさるすべりはきれいだ。

色んな赤があっていい。

白のさるすべりもいい。

花が長持ちするから『百日紅』と書くとも知った。

 

父の顔を思い出す。

私にさるすべりの名の由来を教えてくれた時の顔を。

そしてまだ小さな孫にも同じ顔をして得意げに同じ説明をしていた父の顔を。

 

今年もこの季節がやってきている。

雨の夕方

f:id:standingmiya:20190819162025j:image

8月19日、盆休み明けの月曜日。

眠い目をこすりながら皆さん仕事に向かったのであろう。

小学生の頃ならばまだまだ夏休みが続くと信じこみ、毎日遊びまわっていたに違いない。

あの頃は雨が嫌であった。

梅雨からまだ暑さの残る秋の長雨までジメジメした部屋にいるのが嫌であった。

クーラーなど普通の家庭にはまだなかった。

兄と一台の扇風機を取り合い、よく母に叱られた。

並んで兄の体温を感じながら扇風機の前に座りたくはなく、首振りなどはもっての外であった。

いろんなものを取り合い、兄とはケンカしたものであった。

しかし、数あるケンカの中でもこの扇風機の取り合いは、大汗をかく本末転倒の不効率な戦いであった。

夕方、出掛けに雨が降りだした。

そんなことを思い出しながら駅に向かった。

以前よりは雨は嫌いではない。

一人部屋にこもって本を読む。

考えごとをするには最適である。

そして、これから一雨ごとに暑さは和らぐのであろう。

 

何かをしていても、してなくても季節は巡りもうそこまで秋は来ている。