スタンディングみや(でした。)

大阪で元気にやっています!

My Personal Weblog

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

我が人生の遺物

以前ここで通天閣のすぐそばにあった『フェスゲ』フェスティバルゲートの事を書いたことがある。 引越しの片付けのなか、その証拠写真が出てきた。 一緒に写っているのは大阪支店営業部の長谷川君、仕事中に見せたことのない生き生きした顔をしている。 そし…

ベーグルのある午後

ベーグルが好きである。 社会人になり大阪支店で営業マンとして働き出した。 世の中が成熟し、日本人がモノに満たされ、精神的にも満たされていると勘違いしている時期だった。 そんな時代に合わせ業界の営業スタイルが変わる過渡期だったと思う。 官発注の…

共感性の話

寝ながら物事を考えることがよくある。 もちろん仕事のことが中心であるが、今は亡くなった母の残務整理のことである。 7年前に先に他界した父の時にも同じような経験をしているのだが、あの時は介護休職中であり毎日豊川市にいたから度々役所に行くことに…

猫とともに生活して

何度もここに書いているが、子供の頃から寝ていても気がつけば枕もとに猫がいるような生活をしてきた。 社会人になってからともに生活して来たのは昨年末にあの世に行ってしまったトラと今いるマダラである。 どちらも両親が豊川で飼っていた頃には外との行…

オリーブパンをかじりながら

六十年、 いや六十年近くも生きると少なくない数の人の死に出会ってきた。そしてその中には自ら命を絶つ奴もいた。真面目な奴ばかりであった。 でも真面目で今もしぶとく生きている仲間も多い。何が違うのか考えるが『折り合いを付ける力』じゃないかと思う…

兼題『藤袴』ふじばかま

いつもの俳句投稿サイト 秋の七草の一つ、藤袴が兼題であった。 毎回投句はするもののなかなか上達しないのは自分でもわかっている。 十七音で表現する俳句の世界は無限である。 ルールのなかでの創作である。 それを読む人間の好みや読んだ時の環境で同じ句…

台湾の母 つづき

久しぶりに昼寝をしているとlineの呼び出し音で起こされた。 出ると台湾の黄さん、横で甥子さんの声がする。 黄さんの弟さんの息子である。 ずっと黄さんを、大切にしてきた甥子さんである。 以前私がやっていた飲み屋にも黄さんを連れて来てくれた。 優しく…

台湾の母からの電話

台湾の母、黄絢絢からLINEの電話が来た。 私は落ち着いたら手紙を書こうと思っていたのだが、とりあえずと思いLINEを使って母の訃報を知らせていたのだ。 私の知る母と同年代の皆さんは達観している。 寂しくなるねぇ、とは誰も言わない。 黄さんも同じであ…

Truck Lady(変わりゆく世)

故あって、現在女性トラックドライバーやトラックの整備、トラックに関わるすべての女性たちの応援をしている。 運送業界はまだまだ男性中心の社会である。 そして少子高齢化社会で中高年のドライバーが一人また一人と去って行き、深刻な後継者不足で苦しん…

百草丸の効用

大阪のドラッグストアにも置いているこの『百草丸』に最近またお世話になっている。 亡父が長野県出身ということもあって子供の頃から見慣れた、飲み慣れた胃薬である。 生薬が中心のこの『百草丸』のセンブリの苦さが子供の頃は嫌だったのだが、今はそれを…

ド暑い毎日

朝からずっと家にいて午後外出した。 まあ、なんと暑いことか。 暑さを通り越して肌が熱い。 命に危険のある暑さとNHKでは表現するが、その通りである。 この表現をねずみ男先輩の名古屋ならば、ドエリャー暑いわ、となり同じ愛知県でも三河地方の豊川、豊橋…

たかが作業服、されど作業服

ユニホームが好きである。 いや、作業服が好きなのである。 皆が揃って着るユニホームは着たくはない。 働く男の作業服がいい。 案外どんな男が着ても様になるのが作業服である。 社会人一年生、ゼネコンでは入社と同時に作業服が渡された。 しかし、ゼネコ…

歳をとった話

たまたま親族が亡くなり、たまたま旧知の訃報が届き、今生きる自身の人生を噛みしめる。 人によって寿命は違う。 そして、誰一人としてそれを知ることは無い。 若い頃は自分の死などを身近に考えることは無い。 親や友人が亡くなってもだ。 無限の生など無い…

不思議な絵葉書と絵本

絵葉書をよく買う。 葉書を買うことは趣味に近いが、その葉書に宛名を書いて文字を並べるのは趣味である。 そろそろ片付けを始めようと机の周りに手を付けるが、なかなか進めることが出来ない。 今日はアンリ・ルソーの絵葉書で手が止まってしまった。 設計…

ラジオの夜

家に何台かラジオを置いている。 テレビも嫌いではないのだが観だしたら縛られてしまい他のことが何も出来ない。 テレビに専念すればよいのだが貧乏性で何かを同時にしたかったり、時間の使い方が下手だったりする。 その点ラジオはナガラ族にはもってこいで…

熱い日々

異常な暑さが続く。 年々この異常さは増しているように思う。 この暑さをまともに受け止めての野外での活動や稽古も出来ない今年の新型コロナの夏、クーラーを効かせた部屋で朝から悶々としていなければならないのだろうか。 お盆休みは渋滞する高速を走り家…

五十九年目の事実

近しくしていても案外知らない事って多いものである。 中でも両親の事ってのは知らない事が多いかも知れない。 親からしたらあまりに当たり前すぎる事で言わなかっただけなのかも知れない。 今回母の葬儀は新型コロナと母の郷里山形県南陽市赤湯のブドウの収…

残暑お見舞い申し上げます

大阪へ戻って来ました。 愛知も暑かったですが、大阪の方が暑いですね。 メールで届いた残暑見舞い、伊丹の昆陽池公園にこんなのがいるとはビックリです。 子どもの頃、ちょうど今くらいの夏休みの真っ最中に近くにある豊川工業高校の横にあったクヌギ林まで…

母との別れ

長い長い時間でした。 人が生まれる意味と、不公平さを考える時間でした。 でもそれは私の独りよがりだったかも知れません。 兄が被害者だと思い、その加害者をずっと探して来たような気がしています。 しかし、時間は遡れるものではなく、これをいつまでも…

ゴーヤと青空

沖縄返還が1972年、私は小学六年だった。 豊橋の小学校で日本に返還されるという意味が分からず、ずいぶん考えたのを思い出す。 自動車の右側通行が左へと変わるというのが妙に頭に残っている。 それから50年近く経ったがゴーヤがこれほどどこの家の食卓にも…

記憶の引き出し

大学合気道部の先輩から誘われて俳句を始めて足掛け三年、忙しさを理由に真剣に向き合うことは無かった。 書きやすい文章をダラダラと綴り先輩に付き合いをしていた。 しかし、最近始まった夏井いつきのYouTubeを時々目にして奥の深さを感じている。 兼題と…

マスクのお供

カラダに悪いほどの暑さが続く。 立秋とは名ばかりのこの暑さに今年も耐えなければならない。 とくに今年は人のいる場所でマスクが必須である。 マスクをずらすだけで罪悪感を覚えるほどの視線を浴びたりする。 違和感があるのは誰もが同じこと、我慢してマ…

夏のカレー

休みの今日、新鮮で安い野菜を求めて羽曳野まで足を延ばしました。 野菜直売所は人数制限をしており、少し待たされたもののゆっくり野菜の物色が出来ました。 キズモノや規格外が安く並んでいました。 安く新鮮な野菜を買い込み今晩は夏カレーを作りました。…

IKEA鶴浜で思い出す

昨日のこと、家内とIKEA鶴浜店まで行ってきた。 平日のIKEA鶴浜店だが、新型コロナの影響で人出は少ないということだった。 広い館内を回り、会計の先には100円のホットドッグと50円のソフトクリームが待っていた。 先にソフトクリームを買い、ホットドッグ…

チャーハンと焼き飯

チャーハンをよく作る。 学生時代にアルバイトをした中国料理店ではいつもプロの手捌きを横目で見ていた。 料理はだいたいそんなふうに覚えるか、自分で考えてきた。 私的にチャーハンには玉子、刻んだ焼豚かハム、ネギが必須である。 あとは塩、胡椒である…

夏の味覚

年齢とともに味覚は変わる。 子どもの頃、実は甘い物はそれほど好きではなかった。 思い起こすとあの頃は今ほど子どものオヤツもバラエティに富んではいなかった。 そんななか、中元で届いたフルーツ缶詰めを母がよく出してくれた。 豊橋に隣接する『三ヶ日…

今年の暑い夏の日

梅雨明けとともに本格的な暑さがやって来た。 学校から帰宅する小学生たちとすれ違い駅に向かう。 本来ならば夏休みの最中であろうに可愛そうでもある。 先に長い休みを取ったんだから、と大人たちは言うであろうが子供たちにとってはそれはそれ、これはこれ…

名もないおかず その二

日照時間の不足から日本中の野菜の値段が高騰しているとのこと。 実際、スーパーに行くと値段も高ければ良い野菜が無いばかりか、野菜が少ない。 野菜で頭を悩ます時にはいつもモヤシかキノコである。 安定した値段と分かっている味、ありがたいモヤシにキノ…

朝のフレンチトースト

早朝からフレンチトーストを焼き、コーヒーを飲み机に向かう。 伯母へ母の近況を手紙で認める。 九十才を過ぎ、多分五人の兄妹のなか最後に残る伯母の気持ちは如何なるものかと考える。 誰かが最後に残るその理屈は理解出来る。 普通は年齢の順に逝くものと…