川井の道ちゃん
母の姉の娘、私の従姉です。
今、天に召されようとしています。
東京の病院で可愛がっていた甥に付き添われ病と闘っています。
障害を持つ兄しかいない私にとっては本当の姉のような存在でした。
子供の頃、兄の診察での上京はいつも品川戸越銀座の道ちゃん宅が定宿でした。
四畳半一間の部屋は私には夢の世界でした。
夜寝る時には、布団の出払った押入れの二階が私の定位置でそこから我が家では絶対観せてもらえない『キーハンター』を電気を消した部屋で観るのは楽しみでもあり、大人の世界を垣間見らような興奮とともに夢の世界に入っていきました。
生まれて初めてのコカコーラも道ちゃん。
ミートソースがけ焼きそばも道ちゃんでした。
口うるさく、でも優しい道ちゃんの声が聞けなくなるなんて考えたくもありません。
しかし、容赦無い現実があります。
そして、そこには今まで以上に逞しくなりつつある甥がいます。
無言で鼓舞、叱咤する道ちゃんです。
奇跡が起こる事を大阪で祈ってます。
伯母と道ちゃん、そして母
第99回化学展
昨日、一昨日と化学展への出展メーカーのお手伝いに行ってきました。
年一度の全国で持ち回りの学会、関西では久し振りの開催との事でした。
会場はサラリーマン時代に時々仕事で行っていた神戸の大学でした。
参加者は大学、メーカーの化学者と化学者の卵ばかりです。
普段と全く違う脳を使っての対応でした。
そのおかげか、今朝は頭がスッキリしています。
人間を含めた動物が極限を迎えた時に潜在能力を発揮するのにも似ているのかなと独りごちながら仕事に向かっています。