泣く子と地頭には勝てぬ
急遽実家のある愛知県豊川市に帰りました。
朝6時23分ののぞみ、乗客のほとんどが寝てます。
そんな中、京都から乗ってきたおばさん二人組が静寂を破ります。
大きくはないのですが止まる事を知らない甲高い声が気になります。
私ばかりでないようで、露骨に不快感をあらわにする人もいたのですがお構い無しです。
私は名古屋まで辛抱してこだまに乗り換え、コートを脱ぎやれやれと座席に沈みこみます。
しばらくするとまたあの声、なんと二人組も乗り換えて同じ車両にいるじゃないですか。
しかも私のお気に入りのガラ空きの1号車、おばさん二人組みの他は私一人でした。
寝いのに寝れず、仕方なく2号車に移動すると、なんとそこには別のおばさん二人組みがおしゃべり大会の開催中でした。
たぶんおばさんたちはこの日この時間のために、前の晩は早く寝て、朝は朝で早起きして晩の残りご飯を温めて直してお腹も満たし、体調を整えてきているに違いありません。
車中のおしゃべりは格別なのでしょう。
私にはおばさんたちの楽しみを奪うつもりもありません。
その頃にはもう蒲郡辺りを通過しており三河湾が車窓に広がります。
あきらめて退散しました。降車口前で豊橋駅まで立ってました。
おばさん、しかも二人組のおばさんには勝てそうな気がしません。
泣く子と地頭には勝てぬ
という諺がありますが、地頭が死語になっている現代、
泣く子とおばさんには勝てねー
と変えてもいいんじゃないかと常々考えてます。
ここでふと、
諺を合体変形させて泣くおばさん、しかも二人組がいたらどうでしょう。
恐ろしくて想像もしたくないですね。