九州からの便り
昨日のブログ、大阪での合気道仲間の訃報が頭から離れないまま仕事を終え帰宅すると見覚えのある字の一通の手紙が届いていた。
大学時代ともに汗を流した濱田君だ。
明治大学合気道同志会は当時創部して間も無く、同じ市橋師範の指導のもと主将だった濱田君とは稽古もし、新宿の場末の飲み屋を彷徨った。
青山学院大学の冨田君と三人でだ。
濱田君は長年脊柱管狭窄症で苦しんでいたみたいだが、手術で楽になったとの事であった。
彼もまだ現役、教師だ。
立ち仕事は辛かっただろう。
私が合気道を続けている事を喜んでくれている。
私が年賀状の代わりに近況を綴った。
今の道場の事も含めてだ。
彼の手紙の締めくくりに金子みすゞの『みんな違ってみんないい』を置いてくれていた。
こんな気持ちで教師を続けてきた濱田をえらいと思う。
教え子達は幸せである。
今年は奥さんと関西へ旅行で寄ると言う。
是非会いたいものである。
この時期、別れがある。
そして出会いがやって来る。
毎年の繰り返しであるが、年齢とともにその中身が、質が、変わってきているように思う。
なんとなく大阪の仲間とのお別れは頭の整理はついた。
いい出会いであって、いい思い出を残してくれた先輩に感謝して冥福をお祈りする。