スタンディングみや(でした。)

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大阪の八尾に帰着する

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昨日深夜に八尾の自宅に帰着。

静岡で兄の主治医との話が混み、それから兄を送り、母の寝顔を見て愛知を発ちました。

いろんな事を今回も考えました。

まだ疲れは残り、いささか歳を感じています。

 

さて、いつもの俳句投稿サイトの発表です。

今回も『並』査定、そろそろ真剣に俳句の勉強を始めます。

 

投稿した俳句の元となる私の文章です。

 

兼題『サイネリア

今の仕事に変わって日中自分の時間が取れるようになった。 隠居している訳でもない。 まだまだ現役である。 働く時間が変わっただけである。 帰宅後、午後の早い時間から家内とマイカーで出かける。 週に一、二度はホームセンターへ出かける。 以前は無かったことだ。 始発で家を出て、終電、タクシーで帰宅なんて時代もあった。 その頃と較べるとなんとものんびりした時間を過ごしている。 愛猫の餌とトイレ用品を求め、私は少しだけ時間をもらい工具売り場などをウロウロする。 毎回、陳列棚にぶら下がっている変わり映えしないいつもの連中の顔を眺める。 それだけで楽しいのだ。 そんな男は多いと思う。 そしてその後、必ず園芸コーナーに二人で寄る。 花には無頓着だった私もさすがに随分の数の花の名が頭に入ってきた。 しかし今回の『サイネリア』はまったく閃かず、家内に導かれてその前に行き、ああ、これなんだというのが実感であった。 なにがこのサイネリアの特徴なのだろうか? カラフルである。 しかし、あまりに私の興味を引かない花である。 仕方なくネット検索すると、原産国に北アフリカカナリア諸島マデイラ諸島とある。 すべて腑に落ちた。 若い頃、地中海沿いの北アフリカに憧れた。 理由はいたって簡単で、砂漠の国の海岸はどうなってるのか? 砂漠と砂浜の境界あたりを見てみたかったのだ。 日本のホームセンターで映える花ではない。 地中海性気候の乾いた空気の中、燦々と降り注ぐ陽の光のもとで初めて本来持つ力を発揮出来るだろうに。 シネラリアという立派な名前まで日本人の都合で変えられてしまった。 そしてホームセンターの片隅に置かれるシネラリアよ、安心しろ。 この俺がお前たちを見かけた時には必ず立ち止まり、お前たちと一緒にあの目を開けているのが痛いほどまばゆい陽の降り注ぐ、太陽に近い北アフリカの白い大地を思い出してやる。 そしてお前たちのその艶やかな姿が地中海を吹き渡る心地好い風で揺れる姿を思い出してやる。