3月18日本日のメニュー
台湾のお土産の話(その三)
なんだかんだで三週間は過ぎます。
中華のコックになるにしても経営者になるんだからと、大学進学を諭されて帰国の日を迎えます。
沢山の思い出と土産を持たされ税関を抜けようとすると私の名前を呼ぶ男性の声がします。
税関に勤める黄さんの弟さんでした。
大らかな時代だったんですね、梱包された一斗缶を受け取り飛行機に乗り込みました。
羽田空港に着いてからは強力のようにたくさんの土産を背負い、抱えて新幹線に乗り換え豊橋に向かいました。
自宅に帰ると、安堵した母の笑顔が待っていました。
猫と戯れながら台湾の出来事を話し、母は土産を整理していました。
最後に一斗缶に取りかかったその時です。
母の「キャー」と言う黄色くない悲鳴が上がりました。
何事かとのぞき込むと一斗缶には私が美味いと答えた鶏の頭と足が目一杯詰まっていました。
黄さんには申し訳なかったのですが、全て母に処分されました。
これが最初の渡台の土産の思い出です。
いろんなことがありましたがまたの機会にお話しします。
スタンディングみやは明日、明後日と連休させていただきます。
皆さんもゆっくりお休み下さい。
私の店に来た台湾の母
もやしメンマ 300円
小松菜と油揚げ炒め 300円
砂肝とカシューナッツ 350円
ブロッコリーと厚揚げの中華炒め 380円