思い違いの思い込み
子どもの頃からそそっかしく、思い違いや勘違いをする事が時々あった。
社会人になってゼネコンに勤めて、営業に籍を置く前に現場事務をやっていた。
毎月業者さんへの支払いのために請求書を受け取りまとめ、出来高と合わせて工事竣工時の精算予想をしなければならない。
コンピュータなど建設現場の事務に入って来る前の事だ、書類の全ては手書きで、全て手計算でやっていた。
思い違いの思い込みはその中にある支払い一覧表である。
安全用品を扱う会社で『セーフティトップ』という名前の会社をずっと『セーフティストップ』と書き続けていたのである。
全く反対の半社会的な会社になってしまう。
気付かせてくれたのは営業所の経理担当の女性だった。
宮島さんのこと、冗談でわざと変えてるのかと思ったと言われた。
赤面するとともに思い違いの思い込みってあるんだなと思った。
それからもこんな事はあった。
駅前の阪急バスの側面に『ノンストップバス』と銘打ってある。
ああ、このバスは急行なんだ俺の降りたいバス停は止まるのかとキョロキョロしていると、その様子を見ていたおばあちゃんに「おにいさん、どうしたの?」と声をかけられて、事情を話すと笑われて
「ノンステップバスだよ。」と教えられた。
おばあちゃんに、である。
特にカタカナに弱いのかも知れない。
今もそんな思い違いの思い込みをしているかも知れない、いやしてるだろう。
お気付きの方がいらしたら遠慮なく、いや容赦なく間違ってるぞとご教示いただきたい。
これから迫り来る年齢なりの脳の衰えを少しでも遅らせるためにもお願いしたく思います。
案外花の名前なんか間違えてたくさん覚えているような気がする。