スタンディングみや(でした。)

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アジサイの思い出

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もうすぐ梅雨に入る。

子どもの頃のほうがアジサイが身近にあったような気がする。

別段花に興味を持っていたわけではない。

理科で習ったアジサイ青い花は酸性の土、赤い花はアルカリ性の土に咲くと聞いたが、理科部でもない私には興味はなかった。

先生のしつこく言ったリトマス試験紙の色の変化と逆だということだけがいまだに頭に残っている。

 

アジサイは通学路の途中にあった。

アジサイを庭に植えているお宅が多かったように思う。

たまたま豊川の通学路沿いにアジサイが多かっただけかもしれない。

アジサイの大きな葉の裏から出てきたカタツムリの触角がいつ見ても不思議であった。

触ると引っ込む触角が不思議であった。

ナメクジの触角を触る奴はいないのに皆こぞってカタツムリのそれを触るのも不思議であった。

 

雨の通学路には今見ることの出来ない未舗装の道もあった。

長靴を履き今よりも大きく深く、そして数もたくさんあった水たまりのひとつひとつの深さを確認しながら小学校に向けて進んだ。

 

アジサイが昭和の梅雨の花のように思えるのは私にそんな思い出があるからなのであろうか。

タツムリを最近目にしないようになったことも一因かも知れない。

タツムリが繁殖する朽葉が無くなったからとか、酸性雨が原因とも聞いた。

と、考えるとカタツムリの這うアジサイの風景は昭和の梅雨の風物詩と言ってもいいのかも知れない。

 

もうすぐそんなことを思い出させる梅雨がやって来る。