近ごろ街で見かける光景
元来女性の服装には無関心に近く、もちろん知識も乏しい。
しかし、私なりの、年代なりの女性の服装のイメージというものはある。
こんな事をここで書くことは世の女性のひんしゅくを買いそうであるが、勇気を奮って声をあげたい。
『年齢なりの服装をして下さい。』
昨日梅田を歩いている時のことである。
その後ろ姿はどう見ても二十代の後ろ姿の二人が私の前を歩いていた。
同じような髪型、よく似た服装で姉妹かと思える二人であった。
そしてなんともタイミングよく手袋を落とした。
『お嬢さん、手袋を落としましたよ。』
私は手袋を拾い言った。
そして、振り返った二人の顔を見て言葉を失ったのである。
似ているはずであった。
どう見ても親子であった。
見てはいけないものを見てしまったような、本来そこにあるべものが無かったような『ウソ〜』ってな感じだったのである。
手袋を渡して私は立ち去った。
なり振り構わず取り組んできた子育てを終えたお母さん達が持つ願望であるのかも知れない。
でもたしなみというか、限度というものがあると思う。
親子連れに限らず最近よく見るシーンと思う。
女性がオシャレをすることで元気になる、健康になる。
そして、外を出歩く事で日本の経済活動が上がりいい事ばかりかも知れない。
でも、でもである、私には少しばかりの心の準備というものが欲しい。
東梅田のよく行った喫茶店で美味しいコーヒーを飲み、心を整理して帰宅しました。
以上