キャベツ畑の子供たち
以前から電照菊で有名な地域、きゅうりのキューちゃんの東海漬物の工場もあります。
現在はトヨタ自動車の恩恵を受けており、整備された美しい町には余裕を感じます。
ここに兄が世話になっている施設があります。
昨日は兄の顔を見に行き、その足で母のもとに寄りました。
車椅子の兄を車に乗せて走るとこの時期、畑は一面がキャベツの濃い緑でおおい尽くされています。
一面そればかりというのは、なかなか不思議な風景です。
スティーブンキングの『トウモロコシ畑の子供たち』を思い出しました。
子供達が教祖を中心に世界を作り上げ、大人狩りするようなホラーだったと思うのですが、このキャベツ畑にトウモロコシのような背丈は無く隠れて悪事を働く事は出来ません。
その気になれば一つくらい失敬して大阪への土産にもなるでしょうが … 。
田原の農家の皆さん、性善説のもとに美味しい野菜を育て上げて日本全国に出荷しているのでしょう。
大阪のスーパーで田原のキャベツを求めることにします。
キャベツ畑の子供たちと出会うことも無く、これから最盛期に入るのであろう収穫の風景に出会い田原市を後にしました。