スタンディングみや(でした。)

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近づく梅雨

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街を歩くと紫陽花が大きく育ち色づき始めています。

もうすぐ梅雨です。

社会人になりたての頃、スーツにネクタイでの通勤は苦痛でした。

加えての雨、革靴を履かねばならぬ足はカビが生えそうで悲鳴を上げているようでした。

クールビズなんてのはまだまだ先のことでした。

サラリーマンの中でもお堅いスーツ姿のゼネコンの営業マンはネクタイを緩めることも許されず、どんなに暑くとも上着を着て訪問先に向かいました。

訪問先の方に汗だくの私は不快な思いをさせていたかも知れません。

梅雨は本当に憂鬱でした。

その頃の息抜きは上司と別れて会社に戻る途中に立ち寄る書店での立ち読みでした。

冷房の効いた書店で毎日出てくる新刊書を手に取りしばし時間を忘れたものです。

その頃は今よりも真面目でした。

仕事のことばかり考えていました。

しかし、それでは本当にいい仕事は出来ないですね。

この歳になってわかります。

仕事しか見えていない相手と接するのはシンドいものです。

多少は余計なことも考えている相手の方が話をしていて楽しいものです。

 

写真は私たちが稽古する阿倍野道場としてお借りしているレンタルスペースの1階の石材屋さんです。

阿倍野の霊園から近いので石材屋さんが多いです。

ここでは石の水槽にメダカを飼っていたりします。

一人で稽古に向かう途中かならずメダカの学校をのぞきます。

そしてこの水草、直径3センチくらいから5センチくらいの傘になっています。

まるでアマガエルの傘のようです。

アマガエルに傘は必要無いように思いますがそんな可愛らしいイラストを見た事があるような気がします。

ひょっとしてアマガエルを飼っているんじゃないかと辺りを探しましたが、さすがにそれはありませんでした。

 

そんな事を考えながら向かう道場で子どもたちと戯れる私はメダカの学校かも知れません。

内面をのぞくことが出来れば『誰が生徒か先生か』わからないかも知れませんね。