スタンディングみや(でした。)

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合気道とパスタ

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最近よくパスタを食べる。

季節に合うパスタを作って食べるのが私の中でブームになっている。

トマトが美味くなってきた。

一昨日の昼はトマトと玉ねぎの温かくないパスタ。

 

材料はトマトと水にさらした玉ねぎ

味付けはポン酢、オリーブ油、粗挽き胡椒

 

ずっと悩んでいた問題が最近解決した。

パスタへの味の絡め方である。

粘度の低いソースでどうやって味を絡めるかを考えていた。

それをテレビでたまたま目にした平野レミが解決してくれた。 

味のついたスープで煮ればいいとは思っていたが残ったスープがもったいないと思っていた。

それをレミさんは少ない湯量にダシ入りのパック袋に入れ、半分に手折ったスパゲティを入れていた。

そして煮詰まって湯が無くなる時にパスタは味が付き茹で上がっていた。

レミさんらしいと膝をたたき、さっそく翌日試作にかかった。

 

ここで瞬間悩んだのは湯量であったが、少な目にしてあらかじめ準備したお湯を差し足したらよかろうと解決、フライパンで吹きこぼすことなくスパゲティのメーカー指定時間で茹で上げた。

面倒くさいのはさらし玉ねぎだけであろう。

新玉ねぎの季節であれば時短も出来るが仕方ない。

トマトはフードプロセッサー、無ければ包丁でみじん切り。

ジューシーな刻みトマトと玉ねぎ、ポン酢とオリーブ油のソースにスパゲティを絡めて出来上がり。

15分の作業である。フードプロセッサーが無くて手刻みでもプラス5分だ。

簡単な夏のパスタは出来上がる。

そして私はレミさんのようなプロではない、ダシは顆粒のだしの素でもっと手を抜いた。

家内からの評価は高く、多分どなたが作っても簡単に美味しくいただけるに違いない。

 

そして分量は全て適当である。

同じ素材でも顔を見なければ味は分からない。

それに合わせて自分の経験で調整しなければならないだろう。

失敗は経験です。

失敗は成功の母です。

 

合気道も同じです。

試行錯誤の中、自分の合気道を見つけてください。

もう30年も前のこと、合気道の佐々木将人先生と北浜の料亭で合気道の大先輩にご馳走になった。

遅れるから先にオーダーしておくよう言付かった私はコースの『竹』を頼んだ。

それを見てた佐々木先生に合気道らしいと言われた。

一番高いものを頼めと言われてたのを遠慮した。

佐々木先生にそれで良いと言われた。

 

通り一辺倒の技をするのが合気道ではない。

相手に合わせて変幻無限なのが合気道であると思っている。

そのためには技の理解と自分の考えが大切である。

これでなければならない、というのは料理にも合気道にも無いと思う。