心落ち着く場所
先日機会があり、大阪市内の教会にお邪魔しました。
写真はその集会室、木造築50年、日々の手入れの行き届いた気持ちの良い清楚な建物でした。
私たちの小学生時代まだ主流だった木造校舎が、よく手入れされて残ったらこんな感じなのでしょう。
落ち着いた雰囲気の中、奥様の淹れてくれた美味しいお茶をいただきながらの牧師様との会話でした。
寒い夜でした。
木造特有の寒さが足下から迫って来るのですが、それもまた私には子どもの頃を思い出させ灯油ヒーターの匂いと共に懐かしさと心地良さに包まれました。
衣食住の『住』、生活の基本である三つの中で、最も簡単に替え難いものですね。
価格もあれば、付いてくる引越し、人生において大きな転機にもなり得ます。
生涯を一つの家で過ごす方もいれば、私のように転居を繰り返してきた人間もいます。
そんな私が今思うのは心が落ち着く場所です。
自宅ばかりとは限りません、どんな場所もハードばかりでなく中にいる、待ってくれる人が作るものだと思います。
独居でも同様です。
一日外で闘い、そのあと身体と心を休める場所です。
帰ってまずはホッと出来る場所、『住』は衣食より大切なものかも知れません。
そして教会のこの集会室は世のすべての人のそんな場所なんではないだろうかとしみじみ思い牧師様のお礼を述べて建て替え計画の出ているこの建物をあとにしました。