スタンディングみや(でした。)

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猫の幸せと稽古

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もちろん猫にはゴールデンウィークなど無い。

猫はいつでも24時間、365日自由である。

私の知る猫はすべて自由気ままであった。

夜行性ではないと思う。

遊びに行きたい時に遊びに出る。

たまたま夜、遊びに行きたくなるのであろう。

夜目が利くから夜行性と思われているようだがもう野生ではない家猫は夜、気に入った主人の寝床に必ず帰って来る。

猫は本当に自由である。

そしてその自由が猫の幸せである。

 

今日は合気道の稽古の日であった。

稽古に来る一人から「平成最後の稽古ですね。」と言われ、その時はなんとも思わなかったのだが今になりいろんな事を考える。

昭和で稽古を始め、平成を駆け抜けこの連休中に令和を迎える。

思えば長くやってきたものである。

猫の幸せと同様、好きで続けてきた稽古である。

改めて考えなければ日常の一部のことであり、特に意識などしないことであった。

 

ここまで来て分かったのは基本の動作が無意識のうちに出来るのか、瞬間の判断で身体を無意識に近い状態で動かすことが出来るのかである。

それには稽古しかない。

繰り返し繰り返し行う稽古しかない。

猫は好きに行動している、そして毎日同じ行動を繰り返す。

猫の柔軟性を兼ね備えた規則正しい動き、加えて自由な動きが合気道に必要かも知れない。

 

私がここで思い出すのは『いなかっぺ大将』に登場するニャンコ先生である。

私のそばを何匹ものニャンコ先生が通り過ぎた。

今の自身の年齢を考えると今家にいるニャンコ先生が、この世から去った後には新しい私の先生を迎えることは出来ないであろう。

 

その時が来たら、私が猫になろう。

自由気ままな野良猫になろう。