朝飯に味噌汁
家に料理の本が何冊かある。
料理の写真を眺めるのは楽しいものである。
レシピは読まず出来上がった料理の写真を眺める。
材料を思い浮かべて調理法を考えて味を想像するのは楽しい。
40年も前の雑誌である。
母の持ち物を大学進学の上京時に失敬して今まで持ち歩いてきた。
そういう習慣になっているのだろうが、食事の際、汁物が無いとなんとなく寂しい。
一汁一菜、具沢山の味噌汁やスープで食卓は賑わうはずだ。
忙しい朝には温かい味噌汁と炊き立てのごはんだけでもいいかも知れない。
そういえば十代の頃、魚市場で働いていた時の朝飯は市場の食堂で大鍋の味噌汁と炊き立てのごはん、それから生卵だった。
寒い朝には体が温まりその後の忙しい仕事を乗り切ることができた。
世の中が変わって様々な事情で朝食をとらずに朝を過ごす子たちがいると聞く。
味噌汁は簡単である。
具は冷蔵庫の残り物、出汁は顆粒でいい。
子ども等にご飯と味噌汁で朝の活力を与えてやって一日をスタートさせてやって欲しい。
お母さんもしくはお父さん、しんどい朝かも知れませんがよろしくお願いします。
子ども等はきっとその朝を脳に刻み込んで次世代につないでくれますよ。
私は母の作った出汁の煮干しの入ったままのジャガイモの味噌汁が懐かしいです。