ヤマモモの実
ヤマモモの実を見かけた。
そして紫陽花の花も。
どちらも仲夏を詠む季語である。
ヤマモモはいつもの俳句投稿サイトの前々回の季題であった。
仕方ないことではあるが、結果発表を季語の旬の時期に合わせなければならないから、なかなかピンとこないことがある。
まだ季節ではない、ずいぶん先の季語で俳句を考えなければならない。
出会ったことの無い季題の場合、皆インターネットで検索するようだ。
ここに投句する人たちは当然全員インターネット検索が可能な環境下の方ばかりである。
パソコンやスマホの画面の写真を見ながら俳句を詠むなんて、いかにも現代風である。
これが本来の俳句作りの姿ではないであろう。
日本各地を周遊し俳句を詠んだ芭蕉や蕪村は今の現実をどう見るのだろうか。
俳句の普及という観点からは大きな評価を受けるのであろうが、疑問も残る。
ヤマモモに赤い色が着き始めた。
俳句にもよいが、今年はジャム作りか焼酎に漬けてみたい。