阿倍野の夜ばかりでなく
G20大阪サミット開催中の一昨日の夜、阿倍野はいつもと違う雰囲気でした。
我らが阿倍野道場がお借りしているレンタルスタジオは阿倍野の阪神高速沿いにあります。
日夜自動車の通行が止むことの無い阪神高速道路沿いです。
騒音も無ければなんだか空気も澄んでいるような気がしました。
稽古は、子どもたちは全員休みでした。
子どもたちには息抜きの良き四連休となっていればいいのですが。
熱心な成人三人との稽古でした。
G20と関係無く稽古は続きます。
合気道に限らないでしょうが、道場で稽古した時間が自身に返ってきます。
いろんな事情があっても毎回やって来てくれる三人です。
この阿倍野道場から始めての有段者が出るのもそう遠くない未来となって来ました。
名実共の初段となるべくなお一層の精進を私は期待します。
さて、今朝の大阪駅前です。
まだ封鎖は続いており、一般車両を目にすることはありません。
不思議な風景ですが、どこかで見たような気がします。
十八の歳、酒の味を覚えてしまった私は悪い友人に悪い酒を飲まされ、一人豊橋駅前に取り残されました。
気がつけば一台の車もいない豊橋駅前で雨に打たれて目が覚めました。
泣き出した空を見上げ私は胃液を路上にブチまけました。
思うに任せぬ人生に向けて嘔吐するように。
今日の朝の大阪駅はその時の空気にとてもよく似ていました。
考えればあの日から私の酔っ払い人生は始まっているように思います。