つれづれに思う
母のいる愛知のグループホームに向かう新幹線の中である。
2018年の平均寿命が発表されていた。
男81.25才、女87.32才である。
微弱ではあるがまた伸びている。
三大疾患での死亡が減ったからとも併記されていた。
喜ばしい結果なのか否かは個々人の問題であろう。
社会保障の見直しを訴える、と書きながらもこんな局面を迎えると啓蒙するような記事であった。
母は89.17才、平均寿命をじゅうぶん過ぎている。
母たちが社会保障費を引き上げているとの意見もあるが、戦後の日本をここまで育ててくれた人たちである、最後まで大切にしてもらいたい。
アーシングという言葉を聞いた。
グランディングとも言うそうである。
earthのアーシングだ。
地球の電磁エネルギーが人体に良い影響を与えるから地べたを裸足で歩いたり、草原で寝転がることはカラダに良いということである。
難しい説明もあったが、感覚的にそうなんだろうと思う。
私は個人的に靴下も靴も好きではない。
出来れば年中裸足で下駄履きでいたい。
しかしそうはいかないのが今の社会であろう。
両親はともに農家の出身、裸足でいる機会も地面と接する時間も長かったに違いない。
戦争を経験した世代の方が裸足で生きた時間は長いのではないだろうか。
両親の世代が長寿なのはそんな事も関係あったりするかも知れない。
下駄が靴へと変わり行き、必然的に靴下が普及していった。
この靴下の普及と三大疾患は相関関係にあるかも知れない。
先の話になるが、少し涼しくなったらどこかの公園にでも行き裸足で歩き回り、久しぶりに芝生に寝ころび本でも読みたい。
その時にはポケット瓶のウイスキーでも持っていくことにしよう。