温かな宵の帰り道
暖かな一日であった。
立春間近と言えども心配になる最近の陽気である。
私たちが所属する大阪武育会の年一度の新年会が梅田であった。
その前に年一度の六段、七段の披露演武があったのだが欠席。
世話になった男の演武が見れなかったのが残念である。
新年会の前に総会もある。
各道場の責任者が集まり、理事者達が決めた一年の方針が発表となる。
皆ボランティアの組織、道場の集合体であるがかなり大きな集合体である。
しっかりした親分のもと、しっかりした運営が行われている。
理事者達も自身の仕事、生活もあるのに大変だと思う。
感謝するばかりである。
大阪に来て三十年ほど過ぎた。
いろんな稽古もしたが、いろんなことがあった。
でも振り返ってみればあっという間の三十年であった。
この短い人生で何かを成すには性根を据えての毎日が必要だと思う。
とりあえずそのためには合気道の稽古と同じで毎日の積み重ねだと思う。
分かっていてもなかなか出来ない。
楽に向かいたい人間の本質がそこにはある。
反省の日々が続くがまぁ、思いがあるだけいいのかと自身を慰める。
酔って自宅に向かう。
よい一日であったと思える日々の積み重ねがこの先の私に人生を作っていくように思う。
明日からまた頑張ろう。