接触しない合気道
長く稽古を休んでいる。
毎日発表される感染者数は減少し、今後の経済の建て直しへと世の風潮は動きつつある。
身体の休養には十分すぎる時間かも知れない。
そろそろ誰もがワサワサしたくなっているようである。
その場その場で考えここまで生きてきたが、今回はその『その場』がそろそろのようである。
まず考えるのは生活あっての合気道である。
プロではない、生活や命まで投げ打って稽古を続けることはナンセンス以前の問題であろう。
稽古が好きだ、、、
という言葉を聞くのは悪い気持ちはしない。
でも、一番に考えなければならないことは合気道でないはずである。
まだ、機は熟していないと思う。
『宣言』が解除されたからといって次の日から状況は変わることはない。
会員さん達とも相談してみようと思う。
私にとって一番の問題は稽古する場所である。
現在お世話になっているスタジオだって生きていかねばならない。
大きな問題ではあるが、まずは私たちの命を考えようと思う。
そしてその時考えよう。
ずっと考えながら変わりゆく状況を見ながら考えよう。
考えるのは今日はこのくらいにしておこう。
『接触しない合気道』の稽古は昔からある、一人で行う基本の動きの繰り返しである。
でもやりたい人間はあまりいないだろうな‥‥ 。
ひょっとしたら一番大切な事なのだが。