稽古を終えて

昨日、日曜日の稽古は11時から14時30分まで二部制で行なっています。

初心者中心の稽古です、毎回基本の動きと基本技の稽古で終始します。

合気道では必ず取り（技をかける人）と受け（受け身を取る人）の二人で稽古します。

取りも受けも馴れ合いにならず相手の力を感じながら稽古します。

そして、技の仕組み、投げたり抑えたりを説明して考えながら稽古してもらっています。

基本の動きの組み合わせで技は成り立ちます。

難しく思えるのはそれが日常でする動きと違うのと、いくつかの動きを同時にしなければならないからです。

だから、繰り返し稽古するのです。

一つ一つの動きが理解出来れば技とすることは可能なはずです。

ピーマンの肉詰めの肉餡には切り取ったヘタの周りの果肉を刻んで一緒にします。

料理では使える食材は余すところ無く使わねば勿体ないですね。

合気道の技の稽古と同様です。

手だけ、足だけが残らずに身体の部位全体が同時に動かなければならないのです。

一度に全身を使わねばならないのと食材の全てを使い切ることは似てないこともないような気がします。

私が大きな声で同じ説明を続けてもそれが本当に身につくのは本人が気づいた時です。

それには個人差があり、仕方ないことだと思っています。

その時が来るまでの間も楽しく稽古を続けてもらいたいものです。

その日が来ればもっともっと合気道が楽しくなるはずです。

日曜日の酒のまわりはいつもより早く、心地よく夜は更けていきました。