やはり世の中は人が作り上げているようだ。
もう二十年もなろうか付き合う方がいる。
初めて会った時一生の付き合いになりますね、と言った。
それから長い時間が流れ、これからの私の人生の何分の一かをこの人に捧げることとなった。
家族の介護を続け生きることは私の修行のように思っていた。
思うように人生はならないと思っていた。
しかし全てに意味があり、全ては繋がっているようである。
生きる意味など死んでもわからないと思っていたが、死ぬまでにはわかるような気がしてきている。
とりあえず死ぬまでは生きてみよう思う夜であった。