梅雨入り
関西もとうとう梅雨に入ったようです。
降らねば困る方も多く、回り回って私たちの生活に支障がでることも理解するのですが、なかなかこの雨をありがたいと感謝の気持ちにはなれません。
でもこれからしばらくは、腹をくくって雨の毎日を楽しんで梅雨の終わりを迎えたいです。
小学生の頃、教室にはもちろんクーラーなど無かったのですが、梅雨のベタつきなど気になることは無かったように記憶します。
子ども同士のこと、じゃれつき汗で湿った肌が私の腕に触れた感覚が残っています。
でもイヤだった記憶はありません。
ネクタイを首からぶら下げる必要も無ければこの時期拷問の道具のような革靴を履く必要もありませんでしたから。
実は逆らう事をしなければどの季節も人の身体には適合するものなのかも知れません。
その季節に合った生活をすれば良いだけのことかも知れません。
季節を愛でるとはそういうことなんでしょうね。
そして、しばらくは万年筆は自宅待機させます。
湿気を吸ったノートはペン先との相性でにじむことがあるからです。
2Bくらいの柔らかな芯が、ほどよく湿気を含んだ紙には気持ちよく載ってくれます。
すべてを雨の生活に合わせて梅雨のこの時期を乗り越えます。
なかなか来なかった梅雨に合わせることのなかった紫陽花は盛りを過ぎてしまっているようですが、この雨を楽しんでいるように雨粒を受けて葉を揺らしていました。