これからの合気道
昨日は稽古でした。
長期のお休みに入ったにもかかわらず、お子さん、一般の方々がみえました。
子どもが増えてきたとを以前ここで報告しましたが、つい最近は一般の方の問い合わせが増えてきました。
女性は三十代、四十代の方で、男性は私に近い六十前後の方です。
ともに生活が落ち着き、自分の時間が持てるようになり少し健康のことが気になり始めた方なのでしょうか。
『以前から興味があった』と皆さん言われます。
合気道に限らず、興味を持ちながらも行動せぬまま生涯を終えてしまう人生というものがほとんどなのでしょう。
それは自分を振り返ってみれば頷けることです。
そんな方には丁寧に合気道を伝えたいです。
年齢なりの合気道を始めてもらいたいです。
木村師範の指導される八尾道場で稽古を始めて毎回活き活きした顔で汗を流されている人生の先輩方を敬服します。
私たちは合気道を少し早く始めただけです。
年の逆の師弟関係であっても人生の先輩の方が私にとっては上の方です。
丁寧にお伝えしなければ、と思うのはそんな意味合いもあります。
けれども先に述べたように一番にその心意気に敬服したいです。
これからの合気道には私を含め高齢者予備軍が増えていってもらいたいものです。
そして、単なる健康体操で終わらせずしっかりした合気道を頭と身体に染み込ませてもらいたいです。
健康寿命もきっと伸びますね。
そんな方々に私の38年間を凝縮してお伝えしたいと思います。
合気道に求めるものは皆さん違うでしょう。
合気道ってのが面白く楽しく、やって良かった、と思って頂けるよう私はこれからも精進していきます。
それがこれまで出会ってきた多くの先生方と合気道への恩返しになると思っています。
当阿倍野道場の初段第一号の彼にもそんな気持ちを持ってこれから稽古を続けていってもらいたいものです。