秋の夕暮れに
少し前まで無かったひんやりした空気と暮れかかる時間のなか、思いました。
午後、急な訃報を受け取りました。
長く生きれば人の生にも死にも遭遇する回数が増えるのは当然でしょう。
毎回、知り得る範囲で故人の生前を想います。
優しい方でした。
本当の戦後を知る方でした。
ご苦労は想像もつきません。
今の時間が幸せだったのではないでしょうか。
時間を巻き戻せる人間はどこにもいません。
すれば、今を信じて生きるしかないでしょう。
幸せだった故人のご冥福をただただお祈りします。
誰にも寿命はあるもの。
しかし、こんな時そんな割り切りは出来ません。
袖振り合うも他生の縁
悲しく、寂しいです。