スタンディングみや(でした。)

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八尾の青空のもと考える

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JR久宝寺駅、乾いた空気に包まれて頭上は晴天の青空、秋たけなわを感じている。

大阪府八尾市、私たちの合気道の親元でもある木村二郎師範がいらっしゃる場所ではあるが、縁もゆかりもない土地であった。

母の長引くと想定された介護のため移ってきたこの土地で過ごしてすでに七年となる。

長い旅をしてきてたどり着いた地のような気がする。

 

転居には金がかかる、労力もいる。

しかし、それには替えることのできない良いこともある。

新しい出会いも発見もある、そして思い出も増える。

引越しにはたいてい理由があってするのが普通であろう。

 

でも、とくにそんな理由にこだわらないでの引越しもあってもいいと思う。

『引越し貧乏』とは言うが、『引越し道楽』という言い方はあまり聞かない。

生活の基本の『衣食住』、『衣食』のみに趣味が存在して『住』『移』にないのもおかしな話である。

 

しかしそのためには不動産の価値が下がらねばならず、そんなことが強制的に出来たとしても、そのために日本経済が狂ってしまう。

 

日本中にあり余っている誰も住まなくなってしまった家や部屋を活用出来たらいいと思うが、これは私の一方向での思いでしかない。

人口減少なのに住宅の着工戸数は増え、空き部屋、空き住居は増える。

 

これからスーパー台風で被災し、自宅を失ったたくさんの方たちの事が話題になるであろう。

天災のために二重のローンを背負うお父さんもいるだろう。

住み慣れた故郷をあとにしなければならない家族もいるだろう。

仮設住宅から追い出されるまでいなければならない高齢者も出てくるかも知れない。

 

私が考えてどうなることでもないのだが、この抜けるような青い空を見上げるすべての人たちが、清々しい気持ちでないことを考えると悲しい気持ちになる。