子供の遊ばない公園
八尾の公園です。
涼しさを感じながら誰もいない公園を一人歩くつもりでした。
ところが作業服を着てヘルメットを被った女性が遊具を片手のハンマーでコンコンと叩いています。
聞けば年一度の点検だそうです。
女性曰くは「子供たちが遊ばなくなったから遊具の傷みが早くなっている。」とのことでした。
子供は減り、子供の遊び方は変わり公園で遊ぶ子供を見ることは減ったかも知れません。
でも、滑り台も使ってやらなければ傷みが早いとは想像もしませんでした。
公園は何のためにあるのでしょう。
決して子供たちだけのためにあるのではないでしょう。
しかし子供のいない公園は味気無さすぎます。
法の中での緑地の確保が目的ならばもっと味気ありません。
滑り台が使えなくなったら新しい滑り台に替えるのかを問うと、私の担当ではないが遊具からベンチなどに切り替わることが多くなったと教えて女性は立ち去りました。
もう子供のための公園なんてのは新設されなくなるのでしょうか。
費用対効果を考えて税金を使うのは理解しますが、子供の脳に与える効果も考えるべきではないでしょうか。
なんともやるせない日本の公園事情だと思います。