兼題『鷹』
またいつもの俳句投稿サイトの発表の週がやって来た。
富山に転がる『ねずみ男』先輩は着実に技術力を上げている。
それに引き換え、いつもやっつけ仕事の私は並、並、並時々『人』だ。
今年こそなんとかしてやろうと思いながら、また一年経ってしまった。
そんなテキトーな私です。
あまり力まずに好きなことだけをやっていくつもりです。
今回の兼題は『鷹』でした。
俳句は『並』、ここに載せるのは恥ずかしいので、お便りコーナーの文章だけご覧ください。
◆今週のオススメ「小随筆」
お便りというよりは、超短い随筆の味わい。人生が見えてくる、お人柄が見えてくる~♪
●子どもの頃いつも見上げていたトビがタカ目タカ科であることはその頃から知っていた。
愛知県東三河地方では住宅地でもトビは普通に目にすることが出来た。 「ピー、ヒョロロー」冬季青く澄み渡る空の乾いた空気の中に響く鳴き声は今も私の耳に残っている。
猛禽類である鷹の仲間であるくせにそれほど強さを感じさせないのがトビであった。
それと比べるとハヤブサはカッコイイ。
漢字でも『隼』と『鳶』、一目瞭然である。
そして今回『はやぶさ2』は世界中の注目を集めた。 『575でカガク』で『はやぶさ2』を身近に感じて来た夏井先生を羨ましく思う。
だから、ひがんでいるわけではないが今回の『はやぶさ2』の偉業に私は物申したい。
勝手に惑星をほんの少しだけにしても、壊してそのかけらを持って帰ってもいいものなのか。
ひょっとしたら『リュウグウ』と勝手に地球人が名付けた小惑星にはずっと関わって来た異星人がいるかも知れない。
ひょっとしたら異星人の子供が長い夏休みの宿題でずっと観察をしていたかも知れない。
子どもは腹を立ててお父さんに報告をするだろう。 そしてお父さんは『あれは地球という星からやって来たまだまだ発展途上の生物の仕業なんだよ。
お前が腹を立てる相手じゃない。許しておやり。』と言ったかも知れない。
宇宙の倫理は難しくて分からない。 でも、人間が認める生物だけが全てではないと思う。
その小惑星に『リュウグウ』なんて名前を付けるのも奢っている。 地球に無事到着したカプセルが『玉手箱』にならぬ事を祈るばかりである。
話は違うが、私の目から格好いい鷹の仲間の代表選手のようなハヤブサがある時期に猛禽類のタカ目から外され、スズメやインコの仲間になっていたのはショックであった。
もしそうならば、私の疑念すべてを水に流してもいいような気もする。/宮島ひでき