水餃子を喰らい考えた
もう一月が終わる。
暖かかったりまた寒かったりと、三寒四温は本来まだ少し先の言葉であろうが、もうすぐ立春、こんな形容が許されるのではないだろうか。
日本の気象が変わりつつある今、日本古来の言葉の使用ルールも変わっていくのであろうか。
最近ニュースを見ていても新型コロナウイルスのことばかりである。
行政の初動対応のまずさを指摘するような報道が多いが、やってみなければ分からない事もあり、後から文句を言うのは誰でもできる事だから好きではない。
代わりにやってみれば文句だけ言う立場がどんなに楽かがよく分かる。
日本に比べてお隣の台湾でのコロナ封じ込めは、初動対応の良さやオードリータンさんの活躍もあるだろうが、完全な島国である事と、国民性があると思う。
私の全くの個人的な意見である。
完全な島国であるのは日本も同じなのだが何が違うとだろうとふと考えると台湾を自国と意識して、愛する国民が多いからだと思った。
中国と離別した歴史がある。
隣国を警戒し続けなければならない事情がある。
少なくとも、私の知る黄さんのご家族、ご友人たちは自国を愛し、台湾の未来を真剣に考えていた。
しかし、ここに来て台湾でコロナが再燃し始めた。
気になり報道を追ってみると、これもなんとか押さえ込むのであろう。
詳しく経緯は分からないが、なんともしぶといコロナである。
さて、同じ島国の日本のこの先の舵取りはどうなるのであろう。
合気道の稽古も緊急事態宣言が解除されたらすぐに再開しようと思っているが、なんだか微妙である。
この先どんな舵取りがあろうとも自国と自国の未来を支える子供たちを愛して、しっかり皆が同じ方向を向いてみたらどうかと思う。
マスクをして日々の生活を送り、ワクチンがやって来たら接種して、飲み屋も終電に間に合うくらいまでは営業して常識と良識を持った飲み方をしたら大丈夫だと思う。
分からぬ先を思いながら、台湾の黄さんを思い出しながら、食べる水餃子が最近続いている。