不思議な出来事
昨日の事。
以前勤めていた会社の京都営業所のOB会が毎年12月初めにある。
私が一番年下、世話になった方ばかりが顔を揃える。
その案内が午前中に届いた。
その中でも一番世話になった大先輩が認知症となり2年前から会には出れなくなった。
その方の顔が一番に私の頭に浮かんできた。
もうこんな季節になったのかと空気の冷たさに驚き郵便受けから玄関に戻った。そして午後である、仮眠をしてると申し訳なさそうに家内が起こしに来た。
お客さんだと言う。
出て行くとなんとその大先輩の息子さんが立っていた。
お宅まで何度か行ったので、息子さんは私の顔を覚えてくれていた。
不吉ではあるがそんなことのあった後、何かあったのかと聞くと、お父上の年賀状を整理して私の今の住所が勤務地に近い事に気づいて寄ってみてくれたと言う。
お父上はそれなりに元気のこと、安堵した。
年明けに会う約束をして別れた。
三十年近く前に会った彼が偶然にも昨日でのタイミングで来てくれるとは。
嬉しくそれ以上に不思議だった。
シンクロニシティというヤツだろうか。
ただ、私はこの偶然はただの偶然だと思っている。
それ以上の意味な無いと。
あるとすれば、大先輩が私の事を本当に大事にしてくれていたという事と思う。
ひねくれてはいるが曲がりなりにも一人前の社会人に育ててくれた大先輩に感謝するばかりである。
写真は愛知の実家に向かう新幹線。
この10年間、父母、兄の介護のため何度乗ったか分からぬほど乗ったこだまです。
今日も豊橋まではほぼガラガラです。
東京大阪の中間である豊橋あたりで東京に向かうお客さんで席は埋まってきます。
一車両貸し切り状態は必然性のある不思議です。