知らなかったこと
新聞を読んで驚いている。
2018年中に認知症が原因で警察に出された行方不明届が16,927人で過去最多、右肩上がりで増えている。
その中の70%は当日中に見つかり、96%は1週間以内に見つかっているそうだ。
お年寄りの足で遠くまで行くことはなかなか無いのだろうが、仮に1日でも数時間でも本人は不安の中で徘徊し、家族の心配は計り知れない。
あまり好ましく思っていなかったが、こんな時には街角や交差点にたくさんある監視装置をフル稼働して欲しい。
現在の顔認証システムを使えば簡単に見つけれるのではないのだろうか。
すでにやっていることなのかも知れない。
年々増えている認知症行方不明者、乱暴な計算をすると各都道府県で年間360人となる。
毎日一人だ。
人口の多い都府県ではこれに特化した担当者がいてもいいのではないだろうか。
データを集積し、AIに考えさせたら行動パターンが分かり早期発見につながるのではないだろうか。
金儲けばかりではなく、こんなところもAIを活かして欲しい。
しかし、気になるのは未だに見つかることのない不明者だ。
私たちの知らない秘密の楽園で楽しくやっているとは思えない。
本人と家族のために生きているならば一日も早く見つけてあげて欲しい。