梅田の夜
久しぶりにお会いする先輩方と久しぶりに行く店で待ち合わせをした。
もう二十年にもなろうか、堂山町にあるこの店で過去いろんな話をしてきた。
一見の客を見る事はない常連ばかりの店である。
歳を重ねる毎に誰もがそんな居心地の良い場所を求めるようになるのだろう。
いつものようにビールを飲み、酒を二杯、カウンターのおばんざいを頂く。
不思議だが、ここに来るといつも中身の濃い話になる。
昨晩も違わずそんな夜となった。
もともと目的があるからそうなるのか、はたまた場所がそうさせるのか、不思議な夜であった。
そのあともう一軒行った店の焼酎がまだ頭に残っている。
ボンヤリした頭で昨晩のことを考えながら今日がスタートした。