スタンディングみや(でした。)

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『断捨離』考

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最近、無くしてはならないモノを考えている。

お付き合いさせて頂いている方に建築模型を作っている方がいる。

設計図に合わせて厚紙で建築物を立体の模型で再現する。

私はゼネコン時代にずいぶん目にして来た。

現場事務で行かされていた某電機メーカーの研修所の模型がいまだに記憶に残っている。

設計施工の物件、設計部の先輩が前の晩に徹夜して作ったと言っていた。

それを前にして発注者との詳細な打ち合わせは話が弾んだ。

皆楽しそうであった。

3Dの画像や3Dプリンターでもこの時代では良いのかもしれないが、味のある手作りの『白模型』には敵わない。

私は無くしてはならないものの一つに数えている。

 

最近自分の持ち物を整理しようと『断捨離』を真剣に考えている。

ヨボヨボになって一度に行う困難さを考えてこれから徐々に進めようと考えている。

 

まずは重量のある本である。

前の会社のある先輩は手持ちの書籍全てを業者にPDF化したと言っていた。

非破壊スキャンなる、本を解体することなく読み取るPDF化もあることを知った。

進化している。

しかし費用が現実的ではないから手放すしかない、という結論に至った。

これだけは時間をかけて実施するつもりである。

電子書籍の良さも認めるが、紙の本もいつまでも無くなって欲しくない。

しかし、自分がいなくなった後のことを考えれば、残るのは迷惑ばかりである。

 

思い悩んで捨てることだから、断・捨・離と同じような漢字を三文字も並べてた古人がいたのであろう。

ただ捨てるには忍びなく、本に申し訳ない。

まだしばらくは元気にいるだろうからもう少しだけ考えてみようと思う。