どんぐりの背くらべ
初冬、山の木々はずっ先に来る春に備えて実にエネルギーを蓄えて冬を越す準備をしている。
久しぶりにどんぐりの実がなるのを目にした。
たわわに実がなるどんぐりの木は実で重そうにしていると思いきや葉が垂れ下がり、どんぐりの実を強調しているかのように見えるのが以外だった。
こんなだったろうかと考えてふと思った。
これを『どんぐりの背くらべ』って言うんじゃないか、と。
そして今日、久しぶりに人のプレゼン資料を見せてもらった。
その道では日本一と自負してもいい実力者である。
しかし、惜しいことに私に似て控えめな男である。
見た目は自分の考えも数字も綺麗に並べてある。
職人気質を持った技術者によくあるように図々しさが欠けていた。
もっと自分を出して欲しいと返事した。
彼とどんぐりが頭に浮かんだが、彼は中身が金のどんぐりだ。
どう表現して第三者に伝えていくか、模索しかないが、間違いないのは実績である。
どんぐりもそれを考えるのであろう。
鳥についばんでもらって、少しでも遠くに行きたいのであろう。
だから背伸びをするのであろう。
どんぐりが待つ春のように必ずその日はやって来ますよ。
頑張ってください。
いつも応援してますよ。