スタンディングみや(でした。)

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本の栞

今回の休みでは、自宅の片付けをしている方が多いのではないだろうか。

 

私は『七日間ブックカバーチャレンジ』で本棚の整理をしかけたが、途中で止まってしまっている。

本や写真の整理は簡単に出来るものではない。

次の引っ越しまでこのままにしておこうと思った。

 

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本の間から落ちてきた栞替りのこのマッチ箱、卒業した大学のある江古田の街にあった喫茶店のものだ。

毎日のようにそこに行き、コーヒーも好きだったが新聞を読み、週刊誌を読み、自分の本を読んで時間を過ごした。

なんとも懐かしい時間である。

優しいおばちゃんの喫茶店だった。

 

多くの人と出会い、別れて今がある。

多くの積み重ねが今を作ってくれている。

 

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物は持ちたくないが持っている物で甦る記憶もある。

考えだすと片付けが進まない。

 

それが無ければ生涯甦る事のない記憶があるかも知れない。

かと言ってかかわった全ての物を持ち歩くなど不可能でナンセンスなことであるる。

 

きっかけとなる触媒は久しぶりに手にした物だけではなく、言葉でもあり、頬を撫でる春風かも知れない。

きっかけに限りは無い。

 

マッチ箱に栞で踏ん切りがついた。

やはり本の処分をしよう。

 

今回の休養期間での一番の収穫であるかも知れない。

ただ、廃品回収で済ますのは心もとない。

その方法を考えねばならない。

これにまた時間がかかりそうである。