雨の日は家で
雨で外に出れない日には部屋で読書と決まっていた。
すべてをあきらめ考え過ぎず部屋で読書と決めていた。
社会人にはなかなか出来ぬこんな事を学生だから出来ていた。
40年も前のことである。
時間を持て余してしまうなんて、今考えたらどんなに贅沢な事なのかよく分かる。
でもそんな時間が人間には時々必要だと思う。
死活問題の瀬戸際に立たされている人がいる中、こんな事を言っていたら怒られてしまうがエープリルフールということで勘弁してもらいたい。
考え詰めたらいい考えには到達しない。
違うことをやっている中でアイデアは閃くものである。
どうにもならない時には開き直りも必要である。
そんな時私が引っ張り出すのは料理の本である。
頭の緊張を解きほぐしてくれ、疲れた心を癒してくれる。
水曜日、週中で一番しんどい日かも知れない。
酒も飲めないここしばらくだから、肩の凝らない写真の多い面白そうな本でも買って家でゆっくり眺めてはどうだろう。
休めた頭で整理をすれば閃きもあるかも知れないし、案外悩みは大したことではなかったかも知れない。