スタンディングみや(でした。)

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365歩のマーチ

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一つが前進すれば一つが後退し、それが繰り返して全体的に見れば少し前進している。

 

こんなことってのは誰にでもよくあることなんだと思う。

水前寺清子の『365歩のマーチ』のようである。

“三歩進んで二歩下がる”という歌詞が子どもの私にも頭に残った。

 

1960年代、高度成長は順調に進み誰もが幸せを感じることが出来るようになった時期だったのだろう。

 

世相を反映させる歌で考えたら、今どんな歌が流行っているのだろう。

もともと歌謡曲には興味が無く当時でも自分から積極的に耳を傾けた事はない。

そんな私にでも記憶に残っているという事は余程この『365歩のマーチ』は健闘していたと想像出来る。

 

そして私には現在記憶に残りそうな歌は無い。

 

なんだか文化を感じにくく寂しいが、将来コロナの時代を振り返って思い出すのは『マスク』かも知れない。

いずれこの『マスク』は当たり前の国民服のように定着してしまうかも知れない。

日本人の生真面目さと、他人の目を気にする性格からそんな事がありうるように思う。

 

営業マンとしてスタートした頃、どんなに暑かろうがネクタイ、スーツ着用は当たり前だった。

滝のような汗を流して伺った設計事務所の社長が、「まずは上着を脱ぎなさい。ネクタイを外しなさい。」と言ってクーラーの温度を下げてくれたのが懐かしい。

 

クールビズを国が主導して夏のサラリーマンの姿が変わったように、マスクが原因で何人かが倒れてマスク不要宣言でも出なければ今の状況は続くのだろう。

 

そろそろ合気道の稽古の再開を具体的に考え出している。

四か月前のようには戻らないだろう。

メンバーも稽古方法も変わるのは仕方ないと思う。

ただ、この四か月は無意味では無い。

惰性の持続を切った後に生まれる何かがいつもあった。

わからなかった事がわかったりする。

 

経験しなければわからないだろうが必ずある。

それは『365歩のマーチ』の歌詞に似ているかも知れない。