昨日の続き
昨日の話の続きであるが、歌謡曲には疎かったが、実は歌を歌うのは好きであった。
小学生時代には音楽の時間によく褒められた。
そうすると逆に人前では歌いたくなくなった。
大学時代に皆でまだ歌詞カードを見ながら歌うカラオケスナックに行っても真剣に歌うのは嫌だった。
ゼネコンの事務屋時代に祇園のクラブで先輩によく歌わさせられた。
そのクラブに京都の東映撮影所に滞在していた映画俳優が若い女優を連れて来ていた。
その時だけ真剣に歌った。
その女優からアンコールの声をもらい、これまたたまらなく恥ずかしかった。
人の見ている前で一生懸命に何かをするのが嫌なヒネクレ者だったのだ。
合気道の演武も嫌で仕方ない。
大勢の前で自己陶酔出来る人間が羨ましい。
出来たら私は相手と二人きりで体育館の裏にでも行ったほうがいい。
一人でコツコツすることが気楽でいい。
人との会話も無く、コツコツ前に進める事ができる、そんな事ほどストレスの無いことはない。
コロナと共に生きて行くためにテレワークをこのまま継続する会社があるとニュースで耳にした。
数ヶ月前の日常と現在とに会社的に大差が無ければそんな事もあるんだろうなと思っていた。
それによってストレスフリーとなって私のように伸び伸び生きれる人間も出てくるであろう。
ただ、そんな人間ばかりじゃないだろうから選択肢があってもいいと思う。
経費節減し、利益を上げて会社の繁栄につながったりするのかも知れない。
コロナで社会の価値観が変わり、既成概念で生きなくともよくなり活き活きした人間が増えてくれればいいなぁ、と思っている。