雨の一日
降らねば困る雨ではあるが、降れば大雨の昨今の天気には誰もが困惑しているのではないだろうか。
宇宙から見たら小さな地球の中で絶対量の決まった水分が、ある時は海であり、ある時は大地に染み込み、ある時は雨にもなる。
私にはよく分からないがその均衡が壊れてしまったような最近の水害を見ていて思う。
足し算と引き算が上手くゼロになっていたのがそうでなくなってしまっているのかと。
地球温暖化の一言で片付けてしまうか、永い地球の時間の中でのほんの少しの誤差だけなのかも知れない。
でも降らないのも困りものであるが、このタイミングでのこの大雨は九州では泣きっ面に蜂であろう。
テレビで他人事のように九州の水害を目にし、東京の新型コロナの感染者の数に嘆息する。
すべてテレビの世界の事のように。
雨の一日、対岸の火事のようなテレビ画面をぼんやり眺めているが世界での新型コロナ感染者は1,150万人を超えて死者は55万人に向かっている。
しかもそのスピードは落ちていない。
無為に過ごす時間は必要だが、それがすべてでは困る。
梅雨のこの時期、あと半月ほどだろうか、天が与えてくれた時間かも知れない。
活動できる日に備え、落ちてくる雨粒を眺めながら雨の一日を過ごしたい。