スタンディングみや(でした。)

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猫のいる風景

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猫のいる風景というのはなかなかよいものである。

子どもの頃から猫がいるのが当たり前で生活してきた。

 

その頃は愛知の田舎暮らし、家ネコなんて言葉は知らなかった。

自由気ままに外との出入りをして、泥だらけの足で帰って来るのも気にした事は無かった。

 

私は何もしなかったが、母が時には足を拭き、掃除をして餌を与えてトイレの掃除もしていた。

 

現在我が家の家ネコのお世話係は家内である。

歳を取った家ネコのブウニャンには人間の介護にも似た世話が必要である。

餌を気遣い、水は日に何回も替え、トイレの清潔もいつも保っている。

 

飼うからには責任があると分かっているもののなかなかそこまで出来ない世話をしている。

 

時々水を替えてやり、目の前で鳴かれれば餌をやる。

その程度のことしかしない私は、これまでずっと猫とは同じ空間にいるだけ、お互いただいるだけの存在の関係を保ってきたつもりであったが、母や家内の優しい世話があったから成り立っていたのである。

 

猫を可愛い、見るだけで癒されると言う人は多い。

でも幸せそうにしている猫には陰で幸せになれるよう世話をしている人間がいることを知らなけばいけない。

 

猫ばかりではない。

独りで生きていける人間はいない。

誰かの支えがあって今の自分があるんだと、猫を眺めながらあらためて考えた。

 

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